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2016年3月31日木曜日

ゲームセンターあらしという漫画

毎度お馴染み流浪のブログ。⚪︎⚪︎という⚪︎⚪︎倶楽部でございます。
さて…今週もゆるりと更新していきます。シェーWAVE聞きながらの更新。
つい先日とうとうおそ松さんも最終回を迎えましたね…。入れ替わり?で食戟のソーマ2クルー目が始まる?確かそんな感じですね。

まぁいいや。

本日は漫画のご紹介です。RX-72をヘビーに観てる方はご存知と思います。ゲームセンターあらし



すがやみつるさんの漫画作品でこの漫画、1978年にコロコロコミックにて読み切り掲載初登場。その翌年79年にも読み切り掲載され、同年の79年〜83年まで掲載された漫画。

この漫画を探しに行こうと思いながらも、行く暇が無くズルズルと日時が経過し、お得意のAmazonで頼もうかと思ったら…まぁまぁいいお値段。
一先ず、某有名サブカルショップに行って値段を見てからAmazonで買うかその場で買うか考えようと…そして、行ける日が遂に今日やってきました。

…安い。Amazonの10分の一くらいの価格で購入できましたw(Amazonでは謎のちょっとしたプレミアム価格で販売。)

気にはなるけどハマるかわからんしなぁ。。と思い、全巻大人買いせずに先ずは1巻だけを購入してみました。(ただのチキンです)

率直な感想としては、この感じ最近の漫画にはないって感じです。

ゲーム攻略が題材の漫画で一話読み切り展開。毎回、個性豊かなライバルが出てきて主人公のあらしがゲームで闘う。といった感じですw

まだ1巻しか読んでませんが、読み切りと言えど、自由過ぎて先の展開が全く読めません。
ボタン連打の速さ特訓の為にピアノの練習をしたり、指を鍛える為に親指で逆立ちしたり(でも喧嘩は弱い)。

単行本の合間にインベーダーで高得点を取る為にの技の紹介があったりするので、当時どれだけインベーダーゲームが人気だったかわかります。

絶対真似出来ない必殺技


空中三回半回転をメイクしながら縄跳びをし、習得した”月面宙返り(ムーンサルト)”
ムーンサルトはよく出てきます。

乗り越えられない高い壁に遭遇し、精神統一をする為に出てきたヨガの水魚のポーズ


これって本当にヨガのポーズにあるんでしょうか。

まぁ1巻の中でも他にもあるのですが、気になる方は本編で確認してください。
(さっき知ったけど、ネットで無料でも読めるそうです。)

1巻しか読んでない(当初はゲームセンターあらしを読む前にブログを書こうとしてた)
ので、お茶受け程度の更新となりました。
ネタバレを防ぐ為、必要以上に調べてないのでそんなにネタがない。


今週の格言はAmazonよりも実店舗の方が安いこともあるで締めようとおもいます。


でも…普通に〜Amazonが好っき〜



2016年3月24日木曜日

レコードというメディア

毎度お馴染み流浪のブログ。 ⚪︎⚪︎という⚪︎⚪︎ブログでございます。
何かの企画ものでタモリ倶楽部に出演できないかなと目論んでいる筆者です。

去年の暮れくらいから、ネイリストの友達とメンズのポイントネイル流行らそう〜。って盛り上がり、毎回小指の爪がお世話になってるINKZOO NAILにて、ついこの間もネイルアートを描いてもらってたのですが、iPadでウォーキングデッドを観せてもらい、まんまとハマってしまいました。便利な世の中ですね〜。月額で映画もドラマも見放題だなんて…。

ちなみに今回の小指ネイルです。いつもお任せしてまして、今回はチップ!いつも面白いの書いてくれてありがとー!(写真が若干ボケててすみませんw)


前置きのデジタルとは打って変わり、今回はアナログな話です

昨今、一時期落ち着きをみせていたレコード盤がまたしてもブームらしい。です!
ここ数年、クラブシーンではPCDJが増加し、重いレコードバッグをガラガラ引きながら行く光景をあまり見かけなくなり寂しく感じていた人は筆者だけでは無いのではないでしょうか…。(ちなみに筆者はたまーにアナログ盤で似非DJやってます。)




はい!本題に入りますっ!!
今回はちょっとマニアックなアーティストをご紹介します。

一組目は…VOODOO GANG/


カメルーン出身の3兄弟からなるVOODOO-GANG
84年の作品Reaturn of the Turtle 先ず第一にジャケがお洒落!!
このレコードと出会ったキッカケは、大阪はアメ村にあるRare Grooveの店主にアフリカンバティックなの探してて。。ってざっくりなイメージを伝えたら、3枚ほど出してくれまして…全て視聴し、その中でもっとも魅力を放っていたのがVOODOOだったということです。
乾いた打楽器の音とボソボソと歌うボーカルが癖になりますw
クラブなら早い時間帯にゆったりと、ラウンジでしっぽり聞きながらお酒を嗜みながら…ってことで、無人島に行く時持って行きたい一枚に認定!


はい!次!ちょっとドープ!つか、トリップ!時代背景を感じる一枚!from.Germany



GILLES ZEITSCHIFF


74年発のCOSMIC JOKERSっていうアルバムなんですが、ASH RA TEMPELっていうバンドのメンバーを中心に企画されたセッションユニット。タイトルのまんま。宇宙。もはや宇宙…。てか、アシッド決めまくって音源録ってるでしょ?って一枚。
ヘッドフォンで聞いてると、幻想が見えてきそう。。というか、目を閉じると宇宙が…そんな狂気的な一枚。2枚使いで掛けないとカルト教団の教祖ですか?って言われそうw

でも、こういう毒っ気の強いのもたまには聞かないとね♫(こちらもRare Grooveさんで購入。)

異色作として有名でオリジナルだと1万円は付いてました。(筆者のは再発一発目verなので少し安く買えた)
もし、宇宙に行くときが来れば…持っていきましょう!




はい!最後の一枚!お次は、Demdike Stareの明るいverっていっても過言ではない。

JEAN-CLAUDE VANNIER



海!裸!おしり!ツッコミどころ満載なこちら。元は72年発売のL'ENFANT ASSASSIN DES MOUCHESというおフランスの一枚。05年にFINDERS KEEPERSというUKのレーベルが再発リリース!(まぁこのレーベルもマニアックな物をリリースしまくりのようで…。)
この一枚について詳しく調べると、セルジュ・ゲンスブールの生涯のサウンドもコラージュしてるとか…。
購入時の話によると、おフランス映画のサントラらしいのですが…オーケストラ顔負けな演奏で音が豪華!!気を抜いてホッと一息吐こうと…するとまだあるの?!とゾクッとさせられ、終わりか?と思うとまたいきなり始まる。まさにB級映画のお供!お供!お供〜!!!
まぁフロアーの盛り上がりは薄いであろうDJ泣かせなレコードですが、似非DJな私にとって強い味方なのです。こういう癖の強い選曲しかしませんから♫
ちなみにこちらは、浪の花レコードさんが浪速の魔界村にてお店が有った頃にでジャケ買いした一枚。
海に…持っていかないな!

ちなみに軽く触れたDemdike Stareというアーティストは、B級ホラー映画をイメージして曲を作っている二人組で、UKのModern Loveというレーベルの看板アーティスト。
(陰気な音が苦手!!って人は聞かない。っていう選択をオススメします)



Demdike Stareの中でも優しめの一枚で、トラウマになるPVチョイス


いかがでしたでしょう。ちょっとマニアックな選曲で後味悪い感じかもしれませんが…w人生にたまのこんなスパイスもいいでしょう。
だって、普通に生きてたらこんな音楽に出会えないんだから。



次の休みは…レコ屋とネイルへGo Go Go!!‼︎!





2016年3月17日木曜日

Liquid Liquidというバンド

特に理由これといって理由も無いんですが、暇なので軽く更新します。

今回は、Liquid Liquidっていうバンドのススメです。
時は80年代前半、場所はアメリカはニューヨーク。まぁ、バブリーな曲が多いイメージの強い80年代なわけですが、異彩を放つバンドの一つがLiquid Liquidではないでしょうか。

活動期間が実質3年とまぁ短い。実質、4枚の12inchと1枚の7inchをリリースし、活動休止。
メンバーは
Scott Hartley -ドラム
Richard McGuire - ベース
Salvatore Principato - ボーカル
Dennis Young - マリンバ

の4人編成バンド。音はどちらかというとチープです。でもそこが良いんです。
多ジャンルの音楽要素を取り入れた(めんどくさいから省略)Liquid Liquid。当時はかなりエキセントリックだったんじゃないでしょうか。
未だに色んなアーティストがDJで使用したり、サンプリングに使ったりしてます。
有名なものだと、DJシャドウの”The Number Song”での「Optimo」とか。


百聞は一見にしかず。とりあえず聞いてみてください。今度、クラブに行って掛かった時にはテンション上がること間違い無し。CarvenのPV好っきゃわ〜

ちなみにLiquid LiquidやESGというエキセントリックなバンドを世に送り出した99Recordsというレーベル。今はDomino Recordsというレーベル名に変わり現役で頑張っておられます。Dominoもマニアックなアーティスト多いよねw
ESGといえばこれでしょ!って一曲も載せてますので良ければ。

あっ。Liquid Liquidの81年リリースのEP版探してます。安くであればご一報を

DJ SHADOW The Number Song



Liquid Liquid optimo




Liquid Liquid Carven



 Liquid Liquid  Scraper


    

   ESG Dance to the Beat of Moody





COMME des GARÇONSという概念

はい。今回はタイトル通りCOMME des GARÇONSに着目点を置いてコラムです!
ってのも、2016/03/16でDOVER STREET MARKET GINZAが4周年を迎えるからでっす!
4年前の今日、DSMが日本で遂にオープン…この日を心待ちにしていた人も多いのではないでしょうか?(筆者はこの日を待ち焦がれていました)

さて。話をもどしまして、なぜ”COMME des GARÇONSという概念”というタイトルなの?って疑問に感じる方もいるかもしれないので、簡単に説明しますと…COMME des GARÇONS(以下:CDG)には、17のブランドがあるからです。(現在の主要ブランドの数です)それぞれのブランドに個性が有り、上手くカテゴライズが別れており、まさにライフスタイル特化型のブランド

CDGの代表といえば誰もが知っている川久保玲さん。

先ずは、川久保さんのプロフィールを超簡単に。
慶應義塾大学文学哲学科を卒業後、株式会社旭化成宣伝部に入社。3年で退職し、フリーランススタイリストとなる。


文字にして見るよりも、表にしたほうがわかりやすいかと思うので年表を作りました。(赤はウィメンズ、緑はメンズ、オレンジはユニセックス等)この年表を基に主要となる部分のみピックアップしてご紹介していきます。

画像をクリックすると、拡大してみれます。

COMME des GARÇONS

1969年から始まったCDG。川久保さんがスタイリストをしていた時”気に入る服がない”というところから全てが始まりました。
CDG立ち上げ当初は、自身で服を作り、お店に売り込み。アイビールックが隆盛の当時、川久保さんが作り出す服は相当アバンギャルドにみえたのではないでしょうか。
インディーズとしてブランドをスタートさせ、その4年後の73年には株式会社を設立。その2年後の75年には直営店を出店し、ショーも行う…。
服という媒体を”自己表現の場”のみならず、ビジネスとしても成功させる事を考えながらデザインをされていたからこその結果だと思います。
言葉でみると簡単そうにみえますが、このバランスが超難しい。

ちなみに、81年パリで最初のファッションショーを行った時のショーこそ物議を醸し出した”ボロルック””カラス族”と呼ばれた伝説のショーです。(僕が書くと長くなるので詳しい所まで書きませんw)

直営店の出店し、落ち着きだした頃合いなのでしょうか?ギャルソンの中でも最も古株なメンズライン、COMME des GARÇONS HOMMEの誕生です。


COMME des GARÇONS HOMME

GOOD SENCE GOOD QUALITYをキーワードにブラック、ネイビー、グレーを基調色にしたボックスシルエットのベーシックライン。81年当時は、DCブランド全盛で、派手なデザインが流行だったようで。つまりCDG HOMMEは真逆のアプローチを仕掛けたわけです。まさに逆転の発想。わかりやすくいうと、”長く着れるデザイン”といったところでしょうか。
2003年からは渡辺淳弥さんがデザイナーを務めており、渡辺スタイルで未だなお”長く着れるデザイン”を提案し続けています。



tricot COMME des GARÇONS

年表でも軽くふれておりますが、tricotは、フランス語で編み物、ニットを意味します。
ウィメンズのニットラインとして誕生し、当初はこちらも川久保さんがデザイナーを務めていましたが、87年から渡辺さん、02年からは栗原たおさんへと変わります。
87年のデザイナー交代の時には、日本国内のCDG社で一番の売り上げをたたきだす程のブランドに成長。今もなお、栗原さんによる可愛らしいデザインのニットがリリースされ続けています。

COMME des GARÇONS HOMME PLUS

先ほどのHOMMEとの大きな違いはHOMME PLUSの服はデザイン性の高い服というところだと思います。こちらは、84年の発足当初からパリコレで発表されているラインで、
紳士服の本質である基本を崩さず、異素材を用いたり、フリルやシフォン等のメンズには使われることのない素材を巧みに使われ、縮絨という特殊技法を他のラインに比べて特に用いた自由度の高い服が多いです。
ここで注目すべきポイントは、HOMMEとのすみ分けです。
HOMMEはベーシックなものを。HOMME PLUSはデザイン性が高いものを。これでどちらのニーズにも応える事ができます。これでビジネスとしてのバランスも保ちつつ、表現
したい事をこの時から発信し続けているわけです。


85年〜93年までの年表

COMME des GARÇONS HOMME DEUX

古き良き日本らしさ、洋服文化が入ってきた明治時代以降の粋な美学と、日本生産の素晴らしさを盛り込んだスーツラインで、西洋でカッコイイとされている逆三角形とは違い、ウエストの絞りはゆるく全体的にゆったりとしたデザインが特徴。
”背広にも遊び心を”と言わんばかりのアプローチでデイリーウエアにも取り入れやすく、ビジネスにも使えるのがHOMME DEUXの特徴ではないでしょうか。
今もなお、シャツ、ニット、ネクタイをリリースしており、ビジネスの場でも遊び心を忘れずに…といったアプローチに粋を感じます


Six Sense Magazine創刊



Vol.1~Vol.8までリリースされているCDG発のフリーペーパー。未だなおファンの間で人気で高値で取引されています。このマガジンのすごいところは、フリーでも抜かり無い作り込みの凄さだと思います。カメラマンにもこだわり、モデルにもこだわり…。
川久保さんのものつくりの一つ一つへのコダワリがヒシヒシと伝わってきます。。

COMME des GARÇONS 青山店



89年の青山店リニューアル後の写真です。
店舗のデザイン案は基本的に川久保さんが手がけている。と聞いた事があります。
東京に遊びに行った際は、必ず青山店に足を運んでますね。いつ見ても圧巻される外観、中に入れば迷路のような作り。でも無駄の無いレイアウトに空間使い。
ちなみに二枚目の写真は昨年のクリスマス時のデコレーションです。(この時
タイミングよく生でみれた)


6.1 THE MEN

COMME des GARÇONSとYOHJI YAMAMOTOによる合同ランウェイ。

日本を代表する二大ブランドのコラボランウェイってだけでもすごいことですが、ショーに出た人たちも凄く、俳優のデニス・ホッパー、サックスプレイヤーのジョン・ルーリー、日本からは高橋幸宏さん、細野晴巨さん…とまぁ大御所だらけ。
今でこそ俳優さん等が出るのも多ですが、二人が始めたのがこの走りでは?と思います。

JYUNYA WATANABE COMME des GARÇONS

90年代。ギャルソンにとって最大の変革は川久保さん以外のデザイナーを設ける試みではないかと思います。既存のブランドとは違ったコンセプトのブランドを新たに発足する企画が上がり、当時トリコのパタンナーを務めていた渡辺淳弥さんが名乗りを上げたそうです。

構築的な衣類。パターンの既成概念に挑戦し、創造性を富んだ服作り。中でもデニムでのコレクションはデニムの可能性を拡げた。と評価が高いです。
近年では、既存のデザインを再構築したデザインが多く、服の可能性をさらに拡げています。
売り上げ予算などは川久保さんが設けるものの、それ以外のブランド運営(納期時期や、細かいスケジュールなど)には一切の口出しをしないそうです。
お互い信頼できるからこそなせる事。でもあると思いますが、自分のブランドなのだから主体性を貫くべきという考えが川久保さんの中にはあるからなのかもしれません。


COMME des GARÇONS SHIRTS

シャツが主体のブランド。フランスで生産し、ヨーロッパ圏でギャルソンが安価に買えるラインとして登場。シャツに特化したラインのため、シャツの可能性や奥行きを拡げたラインでもある。といっても過言ではありません。
近年ではビジネス戦略のため、パンツ、ジャケット、バッグ、ハットやシューズと全身コーディネートも可能なラインとなっています。
このSHIRTSの面白いところは、CDGのどのラインでも”シャツ”というアイテムがあっても全くもって違う提案でリリースされている事ではないでしょうか。一言でCDG SHIRTSを表現するならば、”爽やか”ではないかと思います。白やサックス系の色味を主体に作られるこちらのライン。この色味展開ひとつでみても、HOMMEにもHOMME PLUS、 HOMME DEUX、JYUNYAの不思議とどれにも当てはまりません。


94年〜03年までの年表

COMME des GARÇONS JYUNYA WATANABE MAN

名前のままで、淳弥さんのメンズラインですw
ただウィメンズとの大きな違いは服作りの取り組み方。ではないでしょうか。
JYUNYA MANの服は、伝統的な衣類を再構築、昨今では当たり前となっている
”ダブルネーム”による服作りの先駆けのブランドでもあります。
有名なものでいえばLevis×JYUNYA MANでしょうか。ベーシックを主体にしているHOMMEとの差別化、自身の会社にあるブランドでの喰い合いをせず、お互いのブランドの良さを引き立てあう関係性がここでも上手く取り入れられています。

PLAY COMME des GARÇONS

2000年以降の最大の売り上げを作っているであろうPLAY。ベーシックなアイテムのみに商品構成を絞り、安価で手が出しやすく、どんな服にも合わせれるアイテム。
昨今では、インバウンド(特に中国人旅行者)によるお土産用にと大量に買って帰る光景をよく目にします。PLAY BOXというショップインショップスタイルの斬新さでも有名。

こういった誰もが手に取りやすいキャラクターブランドの発足や日常に取り入れやすいラインナップのみに絞っての展開。それによって利益を生み出し、他の運営資金に回すというビジネスのクリエイション力も本当に凄いと思います!!

10 corso como COMME des GARÇONS


イタリアはミラノにある10 corso comoというセレクトショップとのコラボレーションショップとして東京は表参道にてオープン。
CDGブランド以外には、アレキサンダー マックイーン、メゾン マルタン マルジェラ、
バレンシアガ、アズディン アライア、ヴィヴィアン・ウエストウッドなどを展開し、コラボレーションアイテムなども展開。
2012年のDOVER STREET MARKET GINZAの誕生と同時期に入れ替わるかのように閉店。
引き算によるビジネス戦略。ここでも、川久保さんの凄さが垣間見えます。


04年〜08年までの年表


DOVER STREET MARKET


CDG イギリス本社によるセレクトショップでロンドンに開店。
新進気鋭なデザイナーの服を取り扱ったり、有名無名関係なしに様々なアーティストにスペースを与え、お店のディスプレイや什器等を手掛けてもらうという今までにないショップ作りを提案。
今年の3月19日には、バーバリーの元本店にてリニューアルオープンを予定。

COMME des GARÇONS Guerrilla Store

今までCDGを売ったことの無い地域にGuerrilla Storeとして期間限定オープンし。経営を異業種オーナーに託す。このプロジェクトの面白いところは、ギャルソン側は店舗を作らずオーナー達に与えられるのはゲリラストアのルールのみ
商品はアーカイブを展開し、在庫が無くなると共にGurrilla Storeは閉店。
展開場所として、シンガポールの元女子校の理科実験室。ベルリン、バルセロナなどの都市で展開。
この試みにより過去の在庫消化、新規顧客の獲得や出店国候補のリサーチなどもできたのでは無いかと思います。
シンガポールでのオーナーを務めたテセウス・チャン(Theseus Chan)ヴェルク(WERK)というビジュアル誌も発行。お値段は少々しますが、1点1点手作りでとてもかっこいいです!(画像のWERKは所有しているものです)


tao COMME des GARÇONS


栗原たおさんによるブランド。
女の子の可愛らしさをふんだんに盛り込んだかのような服作り、他のラインとは違い白を基調に独特なパターンで白の奥行き深さを最大限に引き出しているブランド。




GANRYU

丸龍文人さんによるブランド。今までになかったストリート要素の強いライン。
サルエルパンツが毎シーズン出ており、CDG内でも比較的若年層向けを狙ってのデザインかと思います。
筆者のようにストリートブランド出身の人間には懐かしくもあり、新鮮さもあるブランドに思えますw
PLAYほど、間口が広すぎない所が、またいいのかもしれません。

BLACK COMME des GARÇONS

その名の通り、黒を基調としたブランド。当初から期間を定めずに展開する期間限定ブランドとして発足。アーカイブでも人気のあったパターンを使用し、安価な価格帯で販売。
ギャルソンを初めて買う人にも買いやすい為、BLACKからギャルソンファンになる人も多かったのではないかと思います。従来のファンの中にも懐かしさから購入者が増え、新規だけでなく既存のファンまでにも愛されるブランドへと成長。


09年〜2013年までの年表

ザーッと年表を見てもらうとお分かりいただけるかと思うのですが、ゲリラストアの企画以降くらいからアジア圏での出店も目立ち始め、日本国内でも09年からPLAY BOXの出店が目立ち始めます。ちょうど、このくらいの頃からアジア圏の旅行客が徐々に増え始め、PLAYの売り上げ増加が見込めると考えたのでは。と思います。
特にPLAY BOXは店舗の作りが簡素に出来ている為、恐らく低コストで設置も簡単。と出店しやすさなどの計算もされて、あのスタイルなのかなと。(それでもオシャレですからね)

そして、2012年DOVER STREET MARKET GINZA オープン
銀座コマツ店西館全店舗での出店。というのもギャルソンらしくてカッコイイなと思いました。この出店の為の資金作りとしても、この近年の間に大胆にお店を増やしていたのかもしれません。

デザイナー業を務めながら、会社の運営もしている方は今となっては珍しくも無いですが、時には大胆に、そして時には引き算をし会社としてのバランスを保つ。
ブランドも偏り過ぎないようにバランスを保ちながら、数字が取れる所で取りながら資金調達をし、今後の企画に回す。
”ビジネスもアートですから”といつかのインタビューでこの言っていましたが、川久保さんは正にこの言葉があてはまる人だとおもいます。


2016年3月8日火曜日

BALENCIAGAというブランド

毎週金曜から気付けば火曜に変わってお送りしております。今回は、つい先日16AWコレクションにてヴェトモン(Vetements)のデザイナー。デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)就任後初のランウェイが公開されました。BALENCIAGAについて書いていこうかと思います。

あくまで個人的感想ですが、アレキサンダー・ワン(Alexander Wang が同ブランドに就任後の同ブランドをお店に観に行きましたが、彼の色が強すぎて好みではなかったです。(あの時が好きだったのに!って人には申し訳ないですが)

個人的感想は…まぁいいやw 後ほどその理由にも触れていきます。


では、バレンシアガについて。って事で、初代デザイナー〜ブランド特徴などを紐解いていきましょう。

BALENCIAGA

1914年バスク系スペイン人、クリストバル・バレンシアガ(Cristóbal Balenciaga)設立。20世紀前半のクチュール界の建築家」と言われている。 1950年代にはDiorと肩を並べる名門に成長。68年に創始者であり、デザイナーでもあったクリストバル氏が死去。
その2年後の1970年頃より経営不振による倒産危機に直面するが、その後、復活を果たす。
2001年には、PPR(現ケリング)の傘下に属す。同年、チーフディレクターに、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が就任。(ニコラ・ジェスキエールは現在、マークジェイコブスの後任として、ルイ・ヴィトンのウィメンズクリエイティブ・ディレクターを務める。)

(余談ですが、この時、グッチの経営不振を見直す為に、トム・フォードが所属していた時で、当時、若手であったニコラの才能を見抜いた一人といっても過言ではないです。)

2001年バッグと靴のラインを発表(昨今流行りのバッグはニコラが所属していた時に登場したバッグってこと)
翌年2002年には初のメンズラインを発表

ニコラ・ジェスキエールの有名な発言で「僕は(低迷する)バレンシアガを救ったが、バレンシアガにも(ファッションデザイナーとしても)救われた」という言葉があります。

1950-51A/W


2001-02A/W

2013-14A/W

上記写真2枚は、1枚目が、創始者でデザイナーである、クリストバル・バレンシアガの代表的なカクテルドレス、2枚目がニコラ・ジェスキエール就任直後のコレクション。三枚目がアレキサンダー・ワン就任直後のコレクション写真の一部です。
創始者クリストバル氏の作品。構築的なデザイン、実際に着た時の事を.。動いた時の変化を計算しながら入れてるであろうプリーツの入り方。このバランスによる調和でフェミンンさをプラス。

01−02A/W ニコラ氏の作品。クチュール界の建築家」へのオマージュかのように、ニコラ氏のデザインも構築的ながらも女性らしさ可愛らしさを取り入れられた素敵な作品。

13−14A/W ワン氏のデザイン この時の同ブランドのコレクションに多く見られた(気がする)マーブルファブリック。タイトなシルエットでフェミニンというよりも、女性の力強さ、格好良い女性。を意識したような作品が多かったように思います。
筆者のバレンシアガに対するイメージは、フェミニン、構築的だったのでワン氏が就任したタイミングでブランドの方向性を変えたのかな?って印象でした。

その後のバレンシアガも見ていましたが、何か…バレンシアガの良さが無くなってない?って感じがして正直寂しく思ってました。(あくまで個人的感想です。)

その時は、メンズも何か違う…って気がして目にも止まらず…。

そうこうしてると、またデザイナーが交代とな…。ヴェトモンのデザイナー?ヴェトモンってどんなブランド?ってところから始まり、色々とヴェトモンの服を見ていると、ストリートな要素を取り入れつつも、スポーティ。なるほど。昨今のスポーティブームはココからも来てるのか。と色々考えながらも楽しみにしていました。

そしてつい先日、楽しみにしていたデムナ氏による新生バレンシアガコレクションの発表…




そうそう!この感じ!構築デザインでフェミニン。そこにデムナ氏が得意とするストリートな要素をスパイスにミックス。
サンローラン現デザイナーであるエディ・スリマンが16−17A/Wを最期に退任?のニュースやら、Diorからラフ・シモンズ退任のニュースやら…また、ファッション業界が盛り下がるのかなあ…って思ってた矢先にワクワクさせてくれるコレクションの発表!

去年から色んな雑誌でデムナ氏の情報は入ってたけど、どうなんやろ?って思ってたのが事実。でも、それを覆されるコレクションだったのもまた事実。

今後とも服という媒体から目が離せないですね。



そうそう。DSM GINZAで、グッチのデザイナーであるミケーレによるインスタレーションが4月6日まで公開されているようです。あー超行きたい!!!!





2016年3月1日火曜日

RX-72という番組

に最近はまっております。

一周さぼっての更新です。やる気無くしたわけではないです。でも続いてるのが奇跡な気がします。

本題にはいりまして…"RX-72"というCS放送の番組にはまっております。(おそ松さん、YouTubeでスーパーマリオメーカーの実況プレイも見てるな



ザックリとした上記の情報だけで気になられた方は、この先もお付き合いください。
どんな番組?

CS放送と簡単に説明を書きましたが、MUSIC ON! TV(通称:M音)
毎月第3日曜25:30〜26:00に放送されているトークバラエリティ番組。

番組MCに茂木淳一氏とGLAYのギタリストHISASHI氏のお二人。

茂木さんって名前を見て、もしかするとアハ体験の人って勘違いされる方もいるかもしれないので簡単に茂木さんのプロフィールをご説明します。

※アハ体験の人は茂木健一郎さんです。




1995年千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、東急ハンズに入社するも7ヶ月あまりで退社。その後、某アーティストのDJを務めていた。1998年からライブソリューション「千葉レーダ」として歌と司会で雰囲気を展開。DVD「スキージャンプ・ペア」の実況アナウンスをきっかけに、ナレーターとしての地歩を固める。その他テレビラジオWEBなどメディアへの出演や、コラム執筆・ライター業などもこなし、その活動は多岐にわたる。『30-35』ではディスク・ナビゲータとして、冒頭のプロローグ、曲間の「故郷だより」とドラマ・トラック、作詞&歌唱の新録楽曲を提供している。(Wikipediaより)


スキージャンプ・ペア知ってる人いるかなー?めっちゃ面白いのでぜひこちらもどうぞ(タイトルに動画リンク貼ってます)



GLAYのHISASHIさんといえば分かる人も多いますが、"RX-72"という番組では、早弾きギタリストとしての活躍している時とは違った一面、すなわち”素のHISASHI”が見れるといっても過言じゃないと思います。

RX-72という番組…トークバラエティですが、他の番組では多分観られないような内容が(要はヲタク要素が強い)多いです。
サブカル色の強いMC2人の相性の良さに感服。正にこれこそ次世代のタモリ倶楽部(タモリさんがMCを務める、今もなお放送されてる長寿サブカル番組)


時代の追い風もあってか、面白い番組がどんどんなくなっていく昨今。そんな時代を一刀両断するかの如く自由なRX-72


レコメンになってるかわかりませんが、気になった方はHISASHIさんも公認。(ある意味オフィシャル)ニコ動にてRX-72のバックナンバーがアップされてるのでご視聴ください!

ちなみにDVDや書籍も出てます。
RX-72大百科事典欲しい〜!!