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2016年7月21日木曜日

クロムハーツマガジンという本

一年の中で、どの靴を履くか…
これに頭を抱える季節"梅雨"が明けまして、ここから本格的な暑い夏が到来ですね。

暑かろうが寒かろうが、ブーツやドレスシューズを履くのは止めれません。
好きだから。
とりあえず…梅雨明けたことに一安心しております。

さてさて以前にも"CHROME HEARTS"の魅力の一部でもお伝えできたら。と
記事を書きまして。(その時の記事はこちら)今回はその第2弾?
最近やっとで手に入れたクロムハーツマガジンがすこぶる良かったので
クロムハーツが発行する” CHROME HEARTS MAGAZINE"のご紹介。

って言っても個人の感想文を超簡素に纏めた程度にしか書きませんが笑
(それより、実物を読んで!!って感じ!)

昨今、過剰な付録が付いたムック本を巷でよく見かけますが、
現在の”付録付きムック本”の先を行ってた。といっても過言ではないのでは。と思います。
というのも、過去にはLIVE CD、ポスターが付属。

Series 1 Vol.1は2000年12月?のようで、この号では主に写真と創始者であるリチャードとの
対談などが掲載されているよう。(これかなり気になる)

現在は、Series 2 Vol.7まで発行されており、現在の付録としてステッカー、ポスター、
クロムハーツのファクトリーで行われたLIVE DVDがついております。
(ちなみにSeries 2 Vol.7のLIVE DVDでは、ピストルズのギタリスト、スティーブ・ジョーンズにポール・クックやガンズの元ギタリスト、スラッシュ(再結成して戻ってるけど)
…とまぁ、豪華絢爛と言いますか、、VHSだったら擦り切れるまで見てしまう映像ですよ。

そのほかにも豪華アーティストとのジャムバンドで数々の名曲を歌ったライブ映像が30分強収録。

ご存知の通り、写真は全て、リチャードの奥様、”ローリー・リン・スタークさん”がご担当。
面白いしやろうぜ!!って空気が本のページをめくるたびに漂ってきて、、
もう…たまりません。。

はっきし言って捨てページ一切なし。穴が空いても見ていたい本。
いい紙使ってるしねー。ここまで感動した雑誌っていつぶりだろう…。
中学生の時に初めて見た”Street”、”fruit”以来か?

初めて手にした1冊目で度肝を抜かれました。バックナンバー買い漁ろうと思ってる次第です。


すごい個人的主観の強い紹介記事になりましたが、クロムハーツマガジンの魅力は伝わりましたでしょうか。
誰かに頼まれて書いてるワケでもないので好き勝手書いておりますが、いずれかの記事を読んで、その人や物に触れるキッカケになればな。と思い、書いております


クロムハーツマガジンはクロムハーツのあるべき姿、本来の魅力をショップ以外で(例えば自宅のベットルームでも)体感出来る唯一のツールではないでしょうか。


クロムハーツこそ”本物”のライフスタイルブランドだと思う。
あー…かっこよすぎっ!!!

2016年7月6日水曜日

90年代というカルチャー

人生の先輩方(主に30代後半くらいの方々かな?)がヴェトモンに懐かしさを抱くように、
ヴェトモンというブランドを見て、懐かしく感じた自分と同年代も少なくないと思う。

80年代後半に彗星の如く現れたアントワープ6。
そして88年にパリコレにて発表し、衝撃を与えたマルタンマルジェラ。

(マルタン・マルジェラの事には他の記事でも書いたので省きます。)

時を待たずして90年代に突入。
その後直ぐに、1973年から続いた安定成長期にピリオドを打つこととなり、不景気な時代へと突入した日本。

経済の流れと密接な関係にあるファッション。
時代を象徴するかのように”グランジファッション”やいわゆる”Vintage"古着の流行が盛んとなった時代。

そしてモードの世界では、”あくまでベーシック”をキーワードに。デザイナーの意思が全面に押し出されたデザイン(やりたいことをやる!)。
矛盾な言い回しですが、世界的に景気が傾き始めた時代に対するファッション業界からのアンチテーゼを意味していたのではないかと思います。

この反骨精神も相まってモードとストリートは親密な関係に

今のようにネットも普及していなければ、情報共有する方法などほぼ無かったあの時代であったからこそ自由であり”ストリート”というファッションをデザイナーは取り入れやすかったのではないでしょうか。

その代表とも言えるデザイナーは、”クリストファー・ネメス”、”ウォルター ヴァン ベイレンドンク”あたりでしょうか






そんな90年代は、最も影響を受けやすい小学生だった自分達の目に飛び込む世界は、常に色鮮やかでド派手、そして自由。まさに混沌とした世界。

先述にしたようなグランジファッションを始め、
ド派手なスニーカーに、ビッグシルエットのTシャツ、メッシュタンクのレイヤードをしたストリートファッション。
はたまた、ド派手なプリント(W&LTとか)のタイトなTシャツにタイトなデニム。
蛍光色のアクセサリーに厚底スニーカー。


幼心に残る記憶は、何もかもが自由で自己表現に富んだ時代。といった感じです。

マルタンはカート・コバーンに感化されて消費社会であるファッション業界に古着の再構築という技法を用い、一石を投じたのではないでしょうか!…多分。

今回の”ヴェトモン”というこれまた彗星の如く現れたブランドをみて
90年代を体感してきた人生の先輩達は懐かしく思い、その姿を幼少期に目の当たりにしてきたぼく達は懐かしさと、新鮮さに心躍り、90年代を知らない10代、20代前半の子達には、新鮮で煌びやかに見えているのではないでしょうか。

現在ではSNSの発達により情報の流れが早く、今回のヴェトモンが注目のキッカケとなったのも SNSでセレブ達が着用している写真を見た流行に敏感な人たちが我先による争奪戦が繰り広げられ、バレンシアガに無名デザイナー就任というビッグニュースが着火剤となり世間で注目の的に。
正直、パーカーが7万円代…高っ!!って真っ先に言ってしまいましたが…。
買える人が買えば良い。っていう感覚なんでしょうか…笑

でもやはり、デムナ・ヴァザリアの今後の活躍にはかなり期待してしまいます。(昔、Bernhardwillhermも同じくらいした気もする)

系統は全く違いますが、”アレッサンドロ・ミケーレ”(以前のブログサイトでミケーレについて書いてます)
この人の作る世界観はドツボに好きです。(特にこの16-17A/Wのスタイリング)
正統派トラッドでありながら、遊び心を忘れないスタイル…これ以上書き出すと長くなりそうなのでやめておきます。




そうそう。90年代の日本人のファッションスタイル一覧が見れる写真集が海外の出版社から出てます。(10年以上前に)
ストリートスタイルからシノラー、女子高生、ガングロギャルまで幅広いカルチャーが見れて面白いですよ。
あの時代を作ったといっても過言ではない新宿のCANDYなんかも載ってたような…

本の名前忘れたし、失くしてしまったので…思い出したらまたタイトル書きます。
(分厚いピンクの表紙)

すくないヒントですがご興味あれば是非。笑